2015年9月の読書メーター 読んだ本の数:2冊 読んだページ数:651ページ ナイス数:61ナイス
民王 (文春文庫)の感想
んー。面白いんやけど、物足りない。上滑りの政治ネタパロディーという感じ。ツッコミがたらないのね。やはり池井戸潤は銀行が舞台の方が良いなぁ。テレビは見たいけど、家にテレビないしな。ちょっと残念だった。
読了日:9月8日 著者:池井戸潤
蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 た 19-14 時代小説文庫)の感想
「出世花」の続編。一気読み。亡くなった人の物語ではなく、生きてゆく人の物語。主人公のお縁さんより、その周辺の世俗の人々に魅力を感じる。高田さんのあとがきがこころにしみた。以下抜粋
ゆるやかな時の経過とともに、悲しみは薄紙を剥がすように少しずつ削がれていき、やがて、懐かしさへと姿を変えてくれます。気が付けば、涙ではなく微笑みで思い出を語る日もめぐってきます。限りある命だからこそ、先に旅立ったひとに心配をかけないよう、毎日を丁寧に生きていこう、と思える日が訪れます。
読了日:9月3日 著者:高田郁
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