時は流れて。

実家の売却先が決まり、年末には引渡しが完了します。

妹と二人で最後になるであろう里帰り。

母の生前お世話になったご近所の方へご挨拶にまわって、少し家の中を見てまわりました。

祖母の着物や帯。

使わないまま箱に入った食器セット。

メモが残された手帳ややノート。

私たちの結婚式の写真。

ずいぶん整理したつもりでしたが、

まだまだ、母や祖母が遺した物がいっぱいあります。

差し障りのあるものは捨てて、全てを引き受けてくれる方へ。

もう、訪れることはないでしょう。

家を出てからのほうが長くなりましたから、あまり実感がなく、別れを惜しむ気持ちやさみしさも薄いことに、我ながら驚いています。

祖母や母の想い出も、私たち姉妹が最後になります。

それは、生きてる限りは存在し続けてあります。

f:id:donmairiki:20181210083718j:image
f:id:donmairiki:20181210083900j:image

f:id:donmairiki:20181210083722j:image